佐賀県佐賀市富士町にある2023年10月にリニューアルオープンした「北山キャンプ場」に行ってきました!
新しくなったらしいぞ~!
「北山キャンプ場」は、北山湖の畔、自然に囲まれた場所に多彩なサイトがあり、キャンプ初心者から玄人キャンパーまで楽しめるキャンプ場です。
この記事では「北山キャンプ場」の魅力やアクセス、そしてキャンプ初心者ですが実際にキャンプをした様子を紹介していきます。
「北山キャンプ場」とは?
「北山キャンプ場」は、佐賀県佐賀市富士町に2023年10月にリニューアルオープンしたキャンプ場です。元々無料のキャンプ場であった場所を、3年かけリニューアルしたそうです。
名称 | 北山キャンプ場(読み方:ほくざんきゃんぷじょう) |
住所 | 〒840-0541 佐賀県佐賀市富士町大字関屋52-1 |
料金 | 公式サイトを参照してください。 |
駐車場 | [無料] |
「北山キャンプ場」の魅力
①5つのエリアに多彩なサイト
「北山キャンプ場」には、A~Eまでの5種類のエリアがあります。エリア毎に特徴があり、道具が全て揃っていないキャンプ初心者(私がそうです)から、直火での焚き火も楽しみたい玄人キャンパーまで、幅広い人が楽しめる様に工夫されています。
公式サイトには、各エリアの詳細と、各区画の大きさも載せられています。これを参考に区画を決めるのが良いと思います。
各エリアを少し散歩してみたので、それぞれの特徴を紹介していきます。
Aエリア(オートサイト)
「Aエリア」は、車を乗り入れられるオートサイトです。電源付きのサイトと電源なしのサイトがあります。キャンプ場の入り口に近い側が電源ありのサイトで、こちらは綺麗な芝生エリアで高低差もなく広々としています。この電源ありサイトの奥、炊事場やトイレのある「サニタリー棟」の奥に電源なしサイトがあります。
電源なしサイトの方は、少し坂道になっていて高低差があり、木に囲まれています。電源ありのサイトと比べるとこちらの方がより自然を感じられるようになっています。
ちなみに私が泊まったのは、この場所【A-5】です。写真だと狭く見えるかもしれませんが、車を置くスペースの奥に12×8mのキャンプスペースがあります。
2人でキャンプに行ったのですが、正直2人だと持て余すくらいに広かったです。キャンプの詳しい様子は下記の「実際にキャンプしてきました!」を見てください。
10月末に行きましたが、ほんのり紅葉している木もあり、秋キャンプを満喫できました。
「Aエリア」は、あまりキャンプに慣れていないキャンプ初心者や家族でキャンプをしたい人、気軽にキャンプをしたい人に向いていると思います。
Bエリア(一般サイト)
「Bエリア」は、Aエリアの隣にあります。ここは車の乗り入れのできない「一般サイト」です。「サニタリー棟」の前に「Bエリア」への入り口があります。Bエリアに入っていくと、Aエリアの雰囲気からは一変します。
「Aエリア」の方は、車の通れる大きい道があり、少し文明の空気を纏っていましたが「Bエリア」に足を踏み入れると、そこは自然に囲まれた非日常の世界です。
高い木に囲まれ人工物がほとんど見えない様になっていて、差し込む光が綺麗です。ここに椅子を置いてゆっくり自然を眺めているだけでも、ここに来た価値があるように思います。
自然の中でのんびり非日常を味わたいと思っている人は、こちらの「Bエリア」が良いのではないかと思います。
ちなみに「Bエリア」には車の乗り入れられるオートサイトはありませんが、エリアの入口に駐車場スペースがあります。
Cエリア(オート/一般サイト [ペット可])
「Cエリア」には、オートサイトと一般サイトがあります。「A/Bエリア」と違うのは、このエリアは「ペット可」であること。大切なペットと一緒に過ごせるのは嬉しいですし、逆に動物が苦手な人もいるので、エリアで分けられているのはとても有難いことです。
車の乗り入れられるオートサイト(電源あり)もあるので、大切なペットと一緒に気軽にキャンプを楽しめます。大切なペットと一緒にキャンプをしたい人向けのエリアだと思います。
Dエリア
「Dエリア」には、2種類のサイトがあります。1つが「テラスサイト」、そしてもう1つが「リッジサイト」です。この階段を登っていき、手前にあるのが「テラスサイト」、奥にあるのが「リッジサイト」です。
テラスサイト [ペット可]
「テラスサイト」は、その名の通り「テラス」の付いたサイトです。テントが張れるスペースの前に大きくせりだしたテラスがあります。森の中に創られた秘密基地の様で、大人でもテンションが上がってきます。
自然の中、木に囲まれたテラスでは、都会では感じることのできない非日常を感じられます。私は、次はここでキャンプをしたいな~と思いました。テラスに椅子を置いて自然を眺めてゆっくりする休日を考えるだけで、日常を頑張れる気がします。
そして、この階段を登っていくと、直火が可能の「リッジサイト」があります。
リッジサイト [直火/ペット可]
「リッジサイト」は、直火が可能なサイトです。キャンプ場で直火ができる場所というのは、あまり多くは無いそうで、この日は平日だったのですが、このサイトは「満室」だったそうです。私が行った時にも既に多くの人がいて賑わっていました。
「北山キャンプ場」のInstagramには、リッジサイトでのキャンプの様子が投稿されていました。玄人キャンパーの方々のキャンプは見ているだけでワクワクします。自分もいつか!と思いますが、まずは焚き火をするところから始めようと思います。
Eエリア(オート/一般サイト)
「Eサイト」には、オートサイトと一般サイトの2つのサイトがあります。ここは「Bエリア」よりも広々としていて明るく、「Aエリア」よりも木に囲まれている印象で、2つのエリアの中間という感じです。
ここは、段々になっている区画があったり、木に囲まれた区画があったり、電源の使える区画があったり、このエリアだけでも何度も楽しめそうです。
「北山キャンプ場」は、A~Eエリアまで、エリア毎に雰囲気が全然違うので、何度も行きたくなります。今回はオートサイトに宿泊しましたが、次回はテラスサイトでゆっくりしようと企んでいます。
②キャンプ道具のレンタルも充実
「北山キャンプ場」には、「キャンプ道具のレンタル」もあります。キャンプ初心者(私の様な)で道具もまだ充実していない人も楽しめる様になっています。
ここでレンタルしてキャンプ道具を試してみるのも一つの手だと思います。ちなみにキャンプ道具をレンタルする場合は、予約と同時に事前予約が必要となるのでお気を付けください。
私は、まだまだキャンプの道具(ギア?と呼ぶのか?)が揃っていないので「ワンタッチタープ」をレンタルしました。
「ワンタッチタープ」をレンタル!
思いのほか大きく重いこと、そして自分の力の無さに驚きつつも、初めてのタープ張りを行いました。ワンタッチタープは骨組みが既に出来上がっていて、傘の様に折りたたまれています。なので、骨組みを傘の様に開いていきます。
骨組みを開ききった後に足を延ばして完成です。初めてタープを組み立てましたが、20分ほどで建てることができました。想像以上に簡単でした。
ひとつだけ苦労したのは骨組みを開くとき。この下の写真の部分を傘の様に上にあげるのですが、なかなか「カチッ」とはまらず、少し力が必要で苦労しました。上手く組み立てるとスムーズにいくのかもしれないです。ただこの苦労も良い思い出です。
タープのおかげで夜も快適に過ごすことができました。
他にもいろいろなレンタル備品があるので、ぜひ見てみてください。道具をなにも持っていなくてもキャンプができるほどに揃っているので、ここで一度試してみるのも良いかもしれません。
③「トイレ/シャワー/炊事場」が綺麗
キャンプ初心者である私が特に気にしていたのが、炊事場やトイレなどの水回りの設備です。ただ、この「北山キャンプ場」のトイレ等はとても綺麗で清潔感があり、安心して利用することができました。
トイレ
トイレがとても綺麗で驚いたのですが、もっと驚いたのは自動で石鹸が出てくるタイプだったこと。石鹸も持って行っていたのですが、使う機会がありませんでした。
シャワー室
そしてトイレよりもさらに驚いたのがこの「シャワー室」。キャンプ場のシャワーなので、とても簡素なものをイメージしていたのですが、もの凄く綺麗で清潔感があり、脱衣所もある充実具合に驚きました。
しかもシャワー室は3部屋。扉を開けると、脱衣所があり奥にシャワーがあります。シャンプーもボディソープも備え付けです。ここだけ見るとホテルと変わらない設備です。
シャワーは「10分300円」。100円玉しか使えないですが、管理棟で両替してもらえます。
そして有難いのがドライヤーまであること。キャンプで髪を乾かせるとは思っていませんでした。
トイレやシャワー室など、まるでホテルの様な設備なので、キャンプ初心者の方でも安心して泊まれると思います。
夜も明るく安心
トイレや炊事場のある「サニタリー棟」は、人が近づくと明りが点く様になっていました。夜も明るく安心です。
ちなみに炊事場の水道は温水にも対応していたのが嬉しかったです。夜は少し冷えたので助かりました。
シャワー棟や管理棟付近もライトが設置されていて、しかも明々と点いているわけでなく、ちょうど良い明るさでした。
④静かなキャンプ場
「北山キャンプ場」は、周りの建物が無いからなのか、ものすごく声が響くそうです。その為、22:00~7:00までは静かに過ごす「マナータイム」となっています。ただそのおかげで、虫の声が良く聞こえる程に静かです。雑音が聞こえず、普段味わうことのできない、圧倒的な非日常感を味わうことができます。
忙しい毎日に追われる中、こういう何も考えない時間を過ごすというのは、ものすごく贅沢に感じます。個人的な楽しみ方として、ウイスキーを片手に読書、という夢を叶えられたので、とても満足です。
⑤北山湖
「北山キャンプ場」のEエリアの前には「レイクサイド北山」の「Route H」というサイクリングロードがあります。このサイクリングロードは「北山湖」を一周していて全長6.0kmもあるそうです。
「Route H」の途中には、ビュースポットが3か所あるみたいなので「北山キャンプ場」から1番近いビュースポット「Spot3.8」に行ってみました。歩いて約5分です。
少し歩くと見えてくる大きく綺麗な橋。この橋を渡った左側にビュースポット「Spot3.8」があります。目印はこの道路標示。ここが「Spot3.8」です。
「Spot3.8」にあるのは湖を眺めるテラス。青空が湖に反射し綺麗な青色をしています。この日は空気も澄んでいて周りの山々もはっきり見えていまいした。そして所々紅葉もしていて、季節を感じられる場所でした。
椅子に座ると目の前に広がる湖。この景色を観て「自然の中にいる」と感じることで、よりキャンプが楽しく感じられる気がしました。
レンタサイクル
「レイクサイド北山」には、レンタサイクルもあるので、また別の日に行ってきました。
サイクリングロード沿いには北山湖を一望できる「ふれあいの森展望台」や、新たな展望スポット「Spot 3.8」などもあり、普通に走ると1時間くらいで1周回ることができます。
個人的な思い出ですが、小さい頃に行ったキャンプでは決まってサイクリングをしていた記憶があるので、なぜかキャンプに行くとサイクリングがしたくなります。
⑥Webで簡単に予約が可能!
予約は「北山キャンプ場」のホームページから行えます。
サイトタイプや直火可、ペット可などを選択すると、予約可能な区画を絞り込んで表示してくれます。とても分かりやすくスムーズに予約できました。
実際にキャンプしてきました!
キャンプ道具は、なんとなく揃えていたので「ワンタッチタープ」のみレンタルしました。ちなみにテントもワンタッチ式。ほぼ初めてのキャンプ。このテントも使うのは2度目だったので、上手に組み立てられるか不安でしたが、10分もかからず組み立てられました。
テントとタープを立てた様子はこんな感じです。2人では広すぎる区画でした。
夜はバーベキュー!佐賀県産の牛肉を頂きました。外で、自然の中での食事は、普段の食事とは違う満足感を与えてくれます。なんでこんなに美味しいのでしょうか?
今回のキャンプが楽しみで、新しくランタンも購入しました。
「LOGOS」の「Bamboo ゆらめき コテージランタン」です。充電式のLEDランタンなので、火の心配もなく、長時間使用できるのが嬉しいです。テーブルに置いているだけでもキャンプの雰囲気が出るので、インテリアとしても気に入っています。
実際にキャンプで使ってみて「良かった点」「使いにくかった点」は、こちらの記事にまとめています。
アクセス
博多駅から「北山キャンプ場」まで、約1時間。高速道路はありませんが、場所によっては都市高速を使った方が早いかもしれません。
佐賀駅からは約45分。
福岡の方でも、佐賀の方でも、1時間程で行けるので、気軽に自然の中でのキャンプを楽しめます。
駐車場
駐車場は、センターハウスの横にあります。車の乗り入れのできないエリアに宿泊の方は、こちらの駐車場に停めることになります。
まとめ
佐賀県佐賀市富士町にある2023年10月にリニューアルオープンした「北山キャンプ場」。
エリア毎に雰囲気が全然違うので、何度も行きたくなります。今回はオートサイトに宿泊しましたが、次回はテラスサイトでゆっくりしようと企んでいます。
北山湖の畔、自然に囲まれていて、日常を忘れさせてくれるキャンプ場で、とても贅沢な時間を過ごさせて貰いました。福岡市内から、佐賀市内からも約1時間で行けるのも魅力です。
非日常を体験しに訪れてみてはいかがでしょう?
良い旅を!