「ひとり旅」をしたい時。それは人生の節目であったり、何か考え事をしたり、気持ちを切り替えたかったり、人とは触れ合いたくなかったり、理由は様々だと思います。
ただ旅に出たとしてもどこに行けばいいのかわからなかったり、行った場所が有名な観光スポットで人が多かったりすると、せっかくの「ひとり旅」を楽しめないのではないかと思います。
そこで、この記事では「ひとり旅」で行ってほしい九州の観光スポットを県ごとにまとめました。
私が考える「ひとり旅」で行ってほしい観光スポットの条件はこちら。
この条件を満たし実際に行ってきた場所をここでは紹介していこうと思います。
「ひとり旅」で行ってほしい九州の観光スポット
1.福岡県
「福岡県」と言えば、博多駅や天神など都会のイメージが強く、観光となると屋台やもつ鍋、博多ラーメンなど料理を楽しみに行く場所というイメージが強いです。もちろん屋台なども行ってほしいのですが、意外にも自然が多く「ひとり旅」で行ってほしい場所がいくつもあります。ただ公共交通機関が多くある福岡ですが基本的に車が必須となります。
福岡市で唯一の渓谷である「野河内渓谷」は福岡市にあるとは思えないほどに緑に囲まれ、北九州市にある「和布刈公園」から見る関門海峡の眺めは素晴らしいものがあります。わざわざ福岡で自然を見に行かなくても、と思うかもしれませんが、福岡の美味しいご飯を楽しみ自然も楽しめると思うと行く価値はあると思います。
お茶の街として有名な八女市にある「八女中央大茶園」は人の作り出した茶畑がとても美しい場所です。福岡は海沿いに街が多く海を眺められるスポットが多い印象です。ひとり旅では博多や天神で美味しいご飯を食べて、海の見える街へ出かけてみてはいかがでしょう?
2.佐賀県
「佐賀県」でひとり旅をするのならぜひ行ってほしいのが「唐津市」と「嬉野市」です。唐津市は綺麗な海沿いに街があり、棚田や史跡、少し山の方へ行くと大きく迫力のある滝があるなど、海も山も歴史も楽しめる場所です。
個人的に好きなのは「名護屋城跡」。ここは豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に築城した城跡です。周辺には「伊達政宗」や「徳川家康」など名立たる戦国武将の陣跡だった場所もあります。
「ソロキャンプに挑戦したいな」という人は、最近OPENした「北山キャンプ場」もぜひ訪れてみてください。北山湖の畔にあるキャンプ場で、初心者からキャンプ玄人までが楽しめる様に施設が充実しています。しっかりとしたシャワーもあり驚きました。北山湖周辺の展望台から観る景色は日常の喧騒を忘れさせてくれます。
3.長崎県
「長崎県」でぜひ行ってほしい場所は、やはり「島」です。佐世保市の「九十九島」や平戸市の「平戸島」、そしてその先にある「生月島」。九十九島を観る為の展望台はいくつかあり、それぞれで見え方が違い、それぞれの良さがあります。
「平戸島」は、平戸城やその城下町、教会とお寺が並ぶ少し不思議な様子など歴史と触れ合うことができる場所です。「川内峠」や「鯛の鼻自然公園」など、歴史だけでなく自然も楽しめるのも魅力です。「鯛の鼻自然公園」から観た「生月島」の景色はとても美しく、ずっと観ていたい気持ちになりました。
「平戸島」から行くことのできる「生月島」には、CMなどでも利用される「生月サンセットウェイ」があり、ドライブが好きな人には堪らない景色を見ることができます。「生月島」の最北端にある「大バエ灯台」からは、天気が良いと壱岐も見ることができるそうです。ただ段階絶壁にあるので私みたいな高所恐怖症の人はお気を付けください。
4.熊本県
「熊本県」で行ってほしい場所は、やはり「阿蘇」。阿蘇山周辺の阿蘇市・南阿蘇村には、他では観ることのできない雄大な自然を味わえる観光スポットがいくつもあります。どこから見ても阿蘇の景色は綺麗なので、特に観光スポットに行かなくても、阿蘇に行くだけでも価値があると私は思います。
行ってほしい観光スポットを挙げると「鳥の小塚公園」は外せないです。南阿蘇村にある「鳥の小塚公園」から観る南阿蘇の景色は雄大ですべてを包み込むような包容力、そして力強さも感じます。この景色を見ながら公園の入口にあるお店で買ったカフェオレを飲んだ時間はとても贅沢で何物にも代えがたいと思いました。
他にも2023年に「国宝」に指定された「通潤橋」、その下を通る川が行きつく先である「五老ヶ滝」も行って見てほしいです。「通潤橋」を作りあげた人の素晴らしさ、「五老ヶ滝」の自然の美しさ、どちらも楽しめる観光スポットになっています。
5.大分県
「大分県」というと「温泉」のイメージが強いですよね?「別府温泉」「湯布院温泉」「湯平温泉」などなど。どんでもない数の温泉地があります。もちろん温泉も気持ちよくていいのですが、温泉が多いということは火山が多く自然が豊かであるということです。
私は大分県出身なのですが就職して大分から出るまで、大分が自然豊かな場所だとは全く感じていませんでした。大人になり色んな場所に旅行に行き、会社を辞め観光スポットを巡る車中泊旅行を経験した後、ようやく大分県は自然が豊かな場所だと気づきました。思い込みというのは怖いものです。
湯布院は当然の様に温泉が気持ち良いし、湯布院の街を一望できる「蛇越展望所」からの眺めには驚かされるし、「黄牛の滝」では迫力のある自然を、「角牟礼城跡」では歴史も。ひとり旅でまずは温泉を、と考えるなら大分は良い選択肢だと思います。
6.宮崎県
「宮崎県」で行ってほしい場所を考えた時、いろいろ思いついたのですが、まず「石河内展望台」は外せないと思いました。なぜここを推すのか正直自分でもよく分からないのですが、この展望台からの景色を眺めていると、目の前の景色に神々しさを感じました。それに自分との対話が始まる様な気もします。
さらに宮崎県は天孫降臨の地でもあり、霧島連山の麓にある「御池」で観た夕焼けは、まさに天孫降臨を感じさせる風景でした。神社のたくさんある宮崎県ならではの風景だと感じました。
南の方、串間市にある「野生の馬」が生息する「都井岬」も訪れてみてほしいです。人は少ないですが「馬」がたくさんいます。道路にも丘にも建物の近くにも。至る所に馬の現れる馬の世界です。ただただ海の見える景色も素敵なのでドライブがてら行ってみても良いと思います。
まとめ
「ひとり旅」で行ってほしい九州の観光スポットを県ごとに紹介しました。
「ひとり旅」に出たい時というのは誰しも訪れると思います。理由は様々、仕事・勉強・人間関係などなど。そんな時は、人が少なく自然の多い場所に「ひとり旅」に出てみてはいかがでしょう?