この記事では、大分県玖珠町にある「伐株山」を紹介します。
山頂まで車で行くことができ、無料休憩所である「KIRIKABU HOUSE」や、某アニメの様な体験ができる「ハイジのブランコ」など、玖珠の自然を堪能できる場所です。
では、紹介していきます。
「伐株山」とは?
![伐株山](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-2.jpg)
「伐株山」は、大分県玖珠町にあります。山頂からは玖珠の街を一望でき、無料休憩所「KIRIKABU HOUSE」や「ハイジのブランコ」など、玖珠の自然を体感できます。
名称 | 伐株山(読み方:きりかぶさん) |
住所 | 〒879-4412 大分県玖珠郡玖珠町山田 |
料金 | 無料 |
駐車場 | [無料] 約25台 |
トイレ | あり |
所要時間 | 約30分 |
玖珠町のJR豊後森駅から車で25分の場所にあります。
「伐株山」の魅力
①KIRIKABU HOUSE
![伐株山](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-3.jpg)
「伐株山」で、まず気になっていたのが「KIRIKABU HOUSE」。Googleマップで見つけた時に、とても魅力的で存在すら疑った場所です。伐株山に行きたかった理由も、この「KIRIKABU HOUSE」があったからです。まずは、そこに向かいます。
![伐株山](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-5.jpg)
と、言っても「KIRIKABU HOUSE」があるのは玖珠町を一望できる山頂の端の方。そこへ行くまでに綺麗な景色が出迎えてくれます。まるで映像を観ているかの様な景色。現実のものと認識することが難しいです。
![伐株山](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-63.jpg)
「KIRIKABU HOUSE」が遠くに見えていて早く向かいたいのですが、景色が魅力的で全然足が前に進みません。道のりには、この「伐株山」ができた伝説や、玖珠町の歴史が書かれた看板がいくつも建てられています。
![伐株山](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-7.jpg)
その話も面白く興味深いもので「KIRIKABU HOUSE」への行く手を阻んできます。玖珠町について詳しくなったところで、ついに「KIRIKABU HOUSE」に到着です。
![伐株山](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-8.jpg)
ここまで来て「あのGoogleマップで見た場所だ。実在するんだ…」と感激しました。外から見てもわかる、この魅力的な空間。ここが無料休憩所とは信じられません。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-11.jpg)
嬉しくて急いで入ろうとすると、足下に「土足禁止」の文字。危ない危ない。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-29.jpg)
危うく靴のまま入るところでした。ありがたいことにスリッパが用意されているので助かります。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-13.jpg)
改めて「KIRIKABU HOUSE」の中を見渡します。木に囲まれた暖かみのある空間。横から夕陽が差し込んでいます。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-14.jpg)
もともと暖かい雰囲気が、夕陽でほんのりオレンジに染まり、さらに暖かみが増しています。ここが山の上だということを全く感じさせないです。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-20.jpg)
窓ぎわには4人掛けの席が全部で5つ。窓からは玖珠の街を一望できます。椅子に座って外を眺めると、まるで電車の車窓を観ているかの様な気分です。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-56.jpg)
少し肌寒い日でしたが室内は暖かく、風の音も聞こえず静かなので、自然とこの景色を観ることに意識が集中します。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-17.jpg)
「いま自分はどこにいるのだろう?」と、目の前の景色と自分の体が別の空間にいるような感覚があります。玖珠の街を一望する壮大な非日常の景色と、テーブルと椅子という日常の景色が同時に見えて頭が混乱しているようです。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-26.jpg)
国道210号線沿いに、この様な素晴らしい場所があるなんて、もっと早く来れば良かったと後悔しました。よく通る道なのに。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-18.jpg)
こだわりのある空間
「KIRIKABU HOUSE」は、ひとつひとつの家具・備品にこだわりを感じる空間になっています。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-28.jpg)
何気に吊るされている電灯も。柱に装飾されているタイルも。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-27.jpg)
木製の椅子もテーブルも。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-24.jpg)
椅子はこの背もたれの部分や足の部分の曲線が、なんとも心地よい形をしています。体に馴染みやすいというか、温かみがあるというか。
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-25.jpg)
ひとつひとつのこだわりが積み重なり、この心地よい空間を創っているのだと感じました。
②玖珠の街を一望
![伐株山 - 玖珠の街を一望](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-43.jpg)
名残惜しいですが「KIRIKABU HOUSE」から離れ、周りを散策してみました。歩きながら風に吹かれながら玖珠の街を一望していると「やっぱり現実なんだな」と実感します。
![伐株山 - 玖珠の街を一望](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-44.jpg)
が、立ち止まり街を見ていると、また現実感が無くなり、今度は実在するミニチュアのセットの様にも見えてきます。高い所に行くといつも思い出してしまいます。昔、遊んでいた都市開発ゲームのことを。
![伐株山 - 玖珠の街を一望](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-42.jpg)
ここから見ると玖珠の街が山に囲まれていることが良くわかります。「狭霧台」で湯布院の街を見たときにも思いましたが、人々は過酷な環境の中でも場所を見つけ、その場所に街を造るのだなと。ここで最初に住み始めた人は、どの様にして暮らし始めたのか。その生命力に感心します。そのエネルギーを少し分けて貰いたいです。
![伐株山 - 玖珠の街を一望](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-45.jpg)
ゲームなら何も考えずに何の覚悟もいらず街を造れますが、この場所に住もうと考えたとき…いやどの場所でも最初に住もうと考えたとき、どれほどの覚悟が必要なのか、私には想像することすらできません。ただ、そのおかげでこの素晴らしい景色を観られるということが、とても有難いです。
![伐株山 - 玖珠の街を一望](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-47.jpg)
東の湯布院の方を見ると大きな山々が。そこには、小さく手で掴めそうな大きさに見える高速道路が掛かっています。
![伐株山 - 玖珠の街を一望](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-66.jpg)
反対側、西の日田の方には夕焼けが見えます。春の田植えの時期になると、田んぼに水が張られ、そこに夕焼けが映し出され、さらに綺麗な景色になるんだそうです。来年の春、ここに来るのは確定しました。
旧豊後森機関庫
![伐株山 - 旧豊後森機関庫](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-46.jpg)
玖珠の街を見ていると「旧豊後森機関庫」も見えました。扇形の機関庫が特徴的でここからでもその形が分かります。実際にSLもあり当時の姿を想像させてくれます。
③ハイジのブランコ
![伐株山 - ハイジのブランコ](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-62.jpg)
「伐株山」には、さらに見どころがあります。それが「ハイジのブランコ」。あの某ハイジの様なことができるブランコです。
![伐株山 - ハイジのブランコ](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-38.jpg)
まるで自分が子供の時に戻った様に感じる大きな大きなブランコ。もう漕ぎ方も忘れてしまっていますが、なんとか童心に帰り漕いでみました。
![伐株山 - ハイジのブランコ](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-37.jpg)
ブランコを漕ぐと目の前に玖珠の自然が広がります。とても贅沢なブランコです。
④パラグライダー
![伐株山](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-4.jpg)
↑の写真の左上。実はパラグライダーが写っています。ここ「伐株山」ではパラグライダーを体験できるそうです。
![伐株山 - パラグライダー](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-65.jpg)
もの凄く良い場所に広告がありました。
2人乗りのフライト体験ができるんだそうです。高所恐怖症の私でも、実際に飛んでいるパラグライダーを見て「気持ちよさそうだな〜」と思いました(絶対に乗れないけど)。
ドローン映像(玖珠町観光協会YouTubeチャンネル)
ちなみに「玖珠町観光協会」のYouTubeチャンネルで「伐株山」のドローン映像が公開されていました。
パラグライダーからだと、この様な景色を観られると思うと「やってみたいなー」という気持ちと、「怖すぎて無理!」という気持ちが、天使と悪魔の様に出てくるので困ってしまいます。
アクセス
大分駅から「伐株山」まで、高速道路を利用して約1時間15分、下道だと1時間40分程で行くことができます。
博多駅からだと高速道路を利用して約1時間40分、下道だと約2時間45分で行くことができます。
頂上までのルート
「伐株山」へは車で頂上まで行くことができます。有難いことです。道はいくつかあるのですが、玖珠町観光協会のホームページに書かれている道順で行ってみると、道幅も狭くなくスムーズに頂上まで行くことができました。
▼国道210号から伐株山までのルート
駐車場
![伐株山 - 駐車場](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-69.jpg)
駐車場は、約25台停めることができます。綺麗に整備された駐車場です。
まとめ
![伐株山 - KIRIKABU HOUSE](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/11/kusu-kirikabusan-31.jpg)
大分県玖珠町にある「伐株山」。
「KIRIKABU HOUSE」から望む玖珠の街並み。山頂とは思えない心地よい空間で楽しめるのが魅力です。
高い所が大好きな人は、パラグライダーに挑戦してみるのも良いかもしれません。
大分旅行の際には、ぜひ訪れてみてください。
![管理人](https://tabitabi.kyonophoto.com/wp-content/uploads/2023/12/fukidashi-icon.jpg)