この記事では、「旅行に行きたくなる本」を紹介します。読むだけでも旅行気分を味わえる、そして旅行に行きたくなる本を選びました!
という方におすすめです。
完全に私の趣味嗜好(ウイスキー好き、ビール好き、写真好き)に偏っていますがご了承ください。
旅行に行きたくなる本
①「旅をする木」星野道夫
最初に紹介したいのは、写真家「星野道夫さん」の「旅をする木(文春文庫)」。
たまたま本屋さんで見かけたのをきっかけに表紙買いした本です。
星野さんは、アラスカに住みアラスカの写真を撮り続けた写真家です。
「旅をする木」では、アラスカに行く理由やアラスカでの出来事が、丁寧な優しい言葉で綴られています。
私は、この本を読んでアラスカにいる気分に浸りました。この本には星野さんの写真が掲載されていないのですが、アラスカの描写を繊細で臨場感のある言葉で綴られていて、まるで目の前にアラスカの風景が浮かぶようです。
この本を読んだときには、星野さんの写真はまだ見たことがなかったのですが、まるで写真を見たような感覚に陥りました。
星野さんは他にもいくつもの本を出版しています。写真が掲載されている本も、写真集もあります。
アラスカは、人生で一度は行きたい場所になりました。
②「琥珀の夢」伊集院静
続いて紹介するのは伊集院静さんの小説「琥珀の夢(集英社文庫)」です。
この本は、サントリーの創業者である鳥井信治郎さんの生涯を描いた小説(上下巻あります)です。
なぜこの本が旅行をしたくなるのか。それは「山崎蒸溜所」に行ってみたくなるからです。
「山崎蒸溜所」は、大阪府の山崎にあるサントリーのウイスキー醸造所です。
個人的なイメージはウイスキーの「山崎」を造っている場所、というイメージでしたが、この本を読むと、この醸造所に賭けた「鳥井信治郎さん」の思いが伝わってきます。
私は九州に住んでいますが、どうしても行きたくて大阪まで行ってきました。
ウイスキーが好きで、この「山崎蒸溜所」に行きたいと思っている方もぜひこの本を読んでから行ってみてほしいです。
現地で飲むウイスキーは忘れられないものとなるはずです。
※入場するには、有料(工場見学ツアー)も無料(ウイスキー館見学)も予約が必要なのでお気をつけください。ちなみにすぐに予約は埋まります。2023年5月1日(月)~2023年秋頃まで改修工事のため休止するそうです。
③「ウイスキーと私」竹鶴政孝
続いては、また「ウイスキー」についての本です。今度は朝の連続ドラマ小説のモデルにもなった「竹鶴政孝さん」の「ウイスキーと私(NHK出版)」という本です。
竹鶴政孝さんの生涯とウイスキーへのこだわりを書いた本です。
この本を読むと、間違いなく北海道にある「余市蒸溜所」に行きたくなります。
スコットランドで修行した竹鶴政孝さんが日本に帰ってきて造ったのが「余市蒸溜所」です。
私は珍しいパターンだと思うのですが、ドラマも見てなくて、ウイスキーもあまり好きではなかった時に北海道旅行で行ってきました。
そこで初めて竹鶴政孝さんを知った程です。
この本を読んで、なぜ行く前に読まなかったのかと後悔しました。
読んでいたら楽しさは倍増していたと思います。絶対にもう一度行きたい場所です。
実は竹鶴さんは、上で紹介した「山崎蒸溜所」とも関係があるのですが、それは本を読んでお楽しみください。
④「最後の冒険家」石川直樹
最後に紹介するのは、写真家である「石川直樹さん」の「最後の冒険家(集英社文庫)」。
この本は、石川直樹さんが冒険家である「神田道夫さん」について書いた本です。
神田道夫さんは、熱気球による長距離飛行や山越えを行っていた冒険家で、石川直樹さんは、その冒険の一つである熱気球太平洋横断にパートナーとして同行した内容などが書かれています。
この本を読むと、旅行というよりは「旅」や「冒険」をしたくなります。
どこか遠くの自分の知らない場所、自分の知らない世界を求めて、旅立ちたくなります。
自分の生きている世界がどれだけちっぽけなものか痛感します。
この本を読んで私は、冒険とまではいかないですが、大自然の中へ飛び出したくなりました。
小さい一歩ですが登山やハイキングなどを始めてみようと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
この記事では「旅行に行きたくなる本」を紹介しました。読むだけでも旅行気分を味わえる、そして旅行に行きたくなる本を選びました!
完全に私の趣味嗜好に偏った、写真やウイスキーについての本で申し訳ないのですが、もしかしたら新しい価値観や新しい趣味に出会えるかもしれません。いてもたっていられたくなり旅行に行きたくなるかもしれません。そうなってもらえると嬉しいです!
興味を持った方は、ぜひ1度読んでみてください。
良い旅を!