皆さん!
『観光列車』って乗ったことありますか?
実は九州にはJR九州の運営する観光列車が全部で「11個」もある、観光列車大国なんです!
この記事では、たくさんある観光列車の中でも、車体の外側に「木」が使われている珍しいデザインで、綺麗な太平洋を見ながら走る観光列車、宮崎県の『海幸山幸(うみさちやまさち)』を紹介します!
海幸山幸とは?
九州宮崎県の「宮崎駅」から「南郷駅」までを走る「観光列車」です!
1日1往復運行していて、1時間30分の列車の旅をすることが出来ます!
この『海幸山幸』という名前の意味は、日向神話に出てくる「海幸彦 山幸彦」に由来しています!
『海幸山幸』は2両編成となっています!
1号車が「海幸」、2号車が「山幸」!車両の出入り口には、それぞれの「のれん」がかかっています!
名称 | 海幸山幸(読み方:うみさちやまさち) |
住所 | JR宮崎駅から出発 |
料金 | 片道2.360円 |
駐車場 | 宮崎駅周辺の有料駐車場 |
所要時間 | 1時間36分 |
座席は指定席と自由席
『海幸山幸』は観光列車ですが、指定席と自由席があります!
1号車は全て「指定席」となっています!指定席の座席には、頭を置くシートに”指定席”とわかりやすく書いています。
2号車は後ろの3列が「自由席」となっています!
この横向きのシートは自由に座れるようになっていて、1号車と2号車どちらにもあります!
席の詳細は「JRの公式HP」に書いてあります!
車両は飫肥杉!
『海幸山幸』のこの車体に使われている木は、地元宮崎の飫肥名産の「飫肥杉(おびすぎ)」です!他ではあまり見られない木製の車体です!車体を飫肥杉で覆うおしゃれな見た目がまた良いですね!
宮崎駅⇒南郷駅へ「海幸山幸」列車旅レポート!
実際に『海幸山幸』に乗ってきました!
見どころや楽しむポイントまとめたので紹介します!
①出発前から楽しめる!
『海幸山幸』は出発前から楽しむことが出来ます!
1両目の先頭、運転席の横に行くと、撮影用アイテムが置いてあります!
運転手の帽子を被って日付入りの『海幸山幸』パネルを持って、記念撮影ができます!しかも、駅員さんが撮ってくれます!こういうサービスは観光列車ならではですね!
出発前からテンション上がります!
いよいよ出発です!
②記念乗車証を旅のお土産に!
出発してすぐに「記念乗車証」が配られました!
表には海幸山幸の「正面からの顔」、裏には、海幸山幸のスタンプ(この時は10周年の特別製)が押せます!九州の他の観光列車でも配られているので、コンプリートするのも良いですね!
スタンプを押して旅のお土産にして下さい!
▲記念乗車証(表)
▲記念乗車証(裏)
③宮崎名物「鬼の洗濯岩」で写真タイム!
宮崎駅を出発してから最初に迎えてくれるのは宮崎名物『鬼の洗濯板』です!
地殻変動により、海面から隆起した岩が、波により浸食され「洗濯板」の様な形になっています!
ここではゆっくり『鬼の洗濯板』を観れるように、一定時間列車が停まってくれます!
写真タイムです!(※残念ながらこの日は、天気に恵まれなかったですが。。。)
④車内販売も充実!
列車の車内販売って楽しいですよね?
もちろんこの『海幸山幸』にも、車内販売があります!しかも宮崎名物ばかりです!
宮崎の「チーズ饅頭」や、地ビール「太陽のラガー」、そして「宮崎マンゴーサイダー」!
宮崎を詰め込んだようなメニューですね!
オリジナルグッズもあって、『海幸山幸』に乗った記念となる「飫肥杉製 箸・箸置きセット」や携帯ストラップ、オリジナルタオルも販売しています!
この時は、なんと『海幸山幸』が10周年ということで、期間限定で『都農ワイン』が販売されていました!もう、飲むしかないですね!
⑤紙芝居で「海幸山幸」について学ぶ!
『海幸山幸』は、ただ景色を楽しむだけではないです!
なんと車内で、列車の名前の由来となった日向神話「海幸彦 山幸彦」の紙芝居をしてくれます!
⑥飫肥駅では写真撮影タイム!
飫肥駅では10分間停車します!
列車を出てみると、そこには飫肥の郷土舞踊「泰平踊(たいへいおどり) 」の恰好で出迎えてくれる地元の皆さんがいました!
旅の記念に一緒に写真を撮ってくれます!
⑦九州で1番長い真っすぐな線路が映画みたい!
実は「伊比井(いびい)駅」から「北郷(きたごう)駅」に行く途中に『九州で1番長い直線の線路』があります!乗務員さんがアナウンスしてくれます!
真っすぐ伸びる線路は、映画に出てくるように綺麗で非日常感があります。
1号車の運転席の横に行くとよく見えるのですが、皆さん見たいので、順番に見る様にお願いします!
⑧海の上を走る!
南郷駅の少し手前の橋では、珍しい体験をすることが出来ます!
この橋の上に列車が差し掛かると、右側は「海」!左側も「海」!そして席からは橋が見えなくなります!
少しわかりにくいかもしれないですが、右も左も「海」!そして橋が見えず、海の上を飛んでいるようです!
⑨終点「南郷駅」に到着!
残念ながら1時間30分の観光列車の旅は「南郷駅」で終了です。
名残惜しいですが「海幸山幸」とはお別れです。
鬼の洗濯板を観れる写真スポットや、列車内での「紙芝居」、飫肥での記念撮影や、日本一真っすぐな線路など、見どころが多く、とても充実した列車旅でした!
見どころもアナウンスで教えてくれるので、とても分かりやすく楽しかったです!
おすすめの観光コース!
「海幸山幸」の列車の旅はいかがでしたでしょうか?
観光列車である「海幸山幸」は、列車に乗るだけでも楽しめるのですが、やっぱり観光列車に乗った後は、駅に着いた後も観光したいですよね?
そこで、ここからは「海幸山幸」に乗る場合のおすすめの観光コースについて紹介します!
飫肥観光コース
『海幸山幸』のおすすめ観光コースはこちらの『飫肥観光コース』です!
『海幸山幸』は行きの片道のみ利用して、帰りは鈍行で帰り、飫肥駅で降り、飫肥観光をして帰るコースです!
① 宮崎駅から南郷駅まで『海幸山幸』で行く!
宮崎駅から南郷駅まで『海幸山幸』を片道だけ楽しみます!
南郷駅付近には、弁当屋さんやコンビニもあるので、ランチを食べるのもありです!
② 南郷駅から飫肥駅まで「鈍行」で行く!
南郷駅から飫肥駅までは、鈍行列車で「約25分」です。
意外と近くて行けるのですが、電車の本数が少ないので注意して下さい!
私は『海幸山幸』で南郷駅に「11時47分」に着いて、次の電車である「12時44分発」の鈍行列車で飫肥駅まで行きました!
③ 飫肥の街を観光する!
飫肥駅から、飫肥城周辺までは、徒歩で15分程で行くことが出来ます!
飫肥には『飫肥城址』があり、その周りは城下町となっていて、昔ながらの風景を楽しむことが出来ます!
飫肥城下町では『飫肥 食べあるき・街あるき』というチケットがあり、城下町のお店で食べあるきや、商家や飫肥城を観光できるようになっています!
④ 飫肥駅から宮崎駅まで「鈍行」で帰る!
飫肥駅から宮崎駅までは「1時間8分」で帰ることが出来ます!
時間的には「海幸山幸」と変わらないです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
宮崎県の観光列車『海幸山幸』を紹介しました!
さすがのJR九州の観光列車!
列車自体も素晴らしいですし、列車内のサービスも最高に楽しかったです!
特に見どころをアナウンスしてくれる所や、飫肥駅での記念撮影などとても楽しめました!
列車ないで紙芝居をするなんて、日本中探しても『海幸山幸』でしかやってないんじゃないでしょうか!
宮崎に行った時には、ぜひ『海幸山幸』に乗ってみてはいかがでしょう!