高い場所って怖いですか?怖くないですか?
私は怖いです。
観光地に行くと綺麗な景色を観られる場所に限って高い場所にあることがあります。その代表的なのが橋。橋の上から綺麗な景色を観られるのは嬉しいのですが、恐怖心との闘いを余儀なくされるのが辛いところです。
ただ恐怖心と闘い観られる景色は美しいものです。
そこで、この記事では九州の「渡るのが怖かった橋」のある観光スポットをまとめてみました。
渡るのが怖かった橋のある観光スポット
①【熊本県】五老ヶ滝
「五老ヶ滝」は、山都町にある落差が約50mもある迫力のある滝です。有名観光スポットである「通潤橋」から車で2,3分の場所にあります。
五老ヶ滝にある吊り橋は「木製」です。柱も床も木製。ちゃんと鉄製のロープで吊ってはいますが、高所恐怖症の私からしたらその見た目だけでも恐怖を感じます。橋の高さも下を覗き込めない程あり滝をゆっくり楽しみたいのですが、そんな余裕は全然ありませんでした。
ちなみに、この滝には驚きの事実が。この「五老ヶ滝」、実は「通潤橋の下を流れている川」なんだそうです。「通潤橋」の近くにある、というより「通潤橋」の下を流れる川がこの「五老ヶ滝」になるんです。これには驚きました。あの穏やかな川がこんなにも轟音を響かせる滝になるとは。「通潤橋」と一緒に楽しんで貰えたらと思います。
②【大分県】原尻の滝
「原尻の滝」は、大分県豊後大野市緒方町にある滝です。道の駅が併設されていて駐車場から滝の方へ向かうと、突然滝が現れて驚きます。別名「東洋のナイアガラ」とも呼ばれていて、横幅120m、高さ20mもあるそうです。
滝を正面から見る為の吊り橋があります。しかもまた木製。「五老ヶ滝」程の高さはないのですが、幅が狭く、吊っているロープが見えなので、体感での怖さはなかなかのものです。ただこの吊り橋からは「原尻の滝」の全景が観られるので高所恐怖症の方でも、ぜひともこの吊り橋から滝を観てみてほしいです。
③【大分県】由布川峡谷
「由布川峡谷」は、大分県由布市挾間町にある観光スポットです。約60万年前から長い年月をかけて造られた峡谷で、峡谷の間から差し込む光が幻想的な景色を創り上げています。
峡谷内はとてもひんやりしているので、暑いときはずっとここにいたくなります。川を渡って上流や下流に行く事もできるので、夏にぴったりの観光スポットです。濡れても良い服装必須です。
「小平の吊り橋」があるのは峡谷に降りる場所から少し離れた場所です。これまで紹介した2つの橋に比べるとかなり簡素な印象です。下を覗き込むのは怖かったですが、勇気を出し覗いてみると少しだけ峡谷の景色を楽しめました。
吊り橋を渡った先には特になにかあるわけではないのですが、紅葉があり少しだけ秋を楽しむことができました。
④【佐賀県】レイクサイド北山
「レイクサイド北山」は、佐賀県佐賀市富士町に「北山湖」を中心とした観光スポットです。2023年にリブランドされサイクリングロードには新たな「RouteH」という名前と、新たな展望所が作られ、「北山キャンプ場」もリニューアルOPENしました。
サイクリングロードの1周はなんと「6km」。その序盤、200mの場所に「吊り橋」があります。橋の幅は狭いですが、高さはそんなにありません。ただ渡るのは怖い。高さは無いのですが、橋の下がダム湖である「北山湖」ということに恐怖を感じます。ダム湖は自然の湖と違い、どこか人口的な雰囲気があり、飲み込まれそうな気がします。
他の吊り橋と違い現実的な高さも恐怖心を増幅する要因の1つかもしれません。高すぎると現実感がなくなるので意外と想像できる高さの方が怖かったりします。
⑤【宮崎県】関之尾の滝
「関之尾の滝」は、宮崎県都城市にある観光スポットです。吊り橋から眺める「関之尾の滝」は圧巻で、滝の落ちる岩肌や、滝壺は見応えがあります。滝の上には天然記念物にも指定されている「関之尾甌穴」もあります。
迫力のある滝を目の前で観ることのできる吊り橋。というか橋の上からでないと近くで観られない。橋は揺れ、橋の床(と呼んでいいのか?)は網の様になっていて、橋の下を流れる川がしっかり見えます。ただ橋からでないと滝を良く観られない。高所恐怖症には辛い場所です。ただそれを忘れさせるほどに滝は迫力があり綺麗でした。
まとめ
九州の「渡るのが怖かった橋」のある観光スポットを紹介しました。
綺麗な景色を観るためには高い場所に行く場合もあります。ただその恐怖を乗り越えて観られる景色は、そこでしか観られない美しい景色のはずです。